【大学は人生のモラトリアム】現役大学生が大学の現状を語る
日本の大学の現状
こんにちは!コロナ禍の中、みなさんはいかがお過ごしでしょうか?私は現在大学生で、夏休み真っただ中なので、自堕落な生活を送っております。(社会人の方々、すみません)
さて、新型コロナウイルスの影響により、日本の多くの大学では感染拡大防止のため、大学の施設を閉鎖し、オンラインによる授業を実施しています。
それによって、学生たちは、家に引きこもることを余儀なくされ、例年通りのキャンパスライフを送ることはできなくなっています。特に新入生の中には、友達ができず、鬱になってしまう学生もいるそうです。
このような現状から、日本の大学は転換期をむかえています。
ということで今回は、私が去年1年間で体験したことを踏まえて、日本の大学の現状について説明し、大学の存在意義について考えていこうと思います。
入学してから勉強しなくなる日本の学生
日本の大学生はとにかく勉強をしないといわれています。「日本の大学は、入るのは難しいが出るのは簡単、アメリカの大学は、入るのは簡単だが出るのは難しい」というのは有名なことですよね。
大学とは本来、高校で学んだ知識をもとに、学びを広げて、知を探求する場であるはずであるのに、日本の大学はなぜこのようになってしまったのでしょうか。
ここでは日本の学生が勉強しない原因を、実体験をもとに、いくつか挙げていこうと思います。
課外活動に重きを置いた学生生活
日本の学生は、とにかくバイトやサークルなどの課外活動に多くの時間を使います。特に運動部に属している学生は、勉強する時間をほとんどとれないのではないでしょうか。
硬式テニス部に属している私の友達は、実験の日と部活の大会がかぶってしまい、結局部活の大会に行ったそうです。(もちろん留年しました)
海外の大学の部活は、能力的に優れた人が入るものですが、日本では違います。だから日本の大学は部活を廃止すべきとはっきり言うことはできませんが、少し問題があるように思えます。
単位を取るのが簡単な日本の大学の授業
日本の大学の授業は単位を取るのが簡単です。一部の専門科目は難しいですが、人並みに勉強していれば、基本的に単位を落とすことはないです。(医学部や薬学部などの大変な学生さん、すみません、、)
最後の授業でレポートを1枚提出するだけの授業であったり、とりあえず出席だけしていればいい授業であったり、特に低学年での授業は楽なものが多いです。
この春はずっとオンラインで授業を行っていたので、期末テストの代わりにレポートを提出する授業が多く、より単位がとりやすかったです。
良い成績を取っても意味がない雰囲気
これは私の周りだけかもしれませんが、良い成績をとっても意味がない風潮があります。とりあえず単位が取れていればオッケーみたいな感じです。
なぜこのようになってしまったかというと、良い成績をとっても、それを評価してくれる場がないからです。私の学部の場合、大学院の選考では成績はほとんど加味されないですし、就活で成績を評価する企業は少ないですし。
日本の社会のシステムのせいにするのはよくないですが、日本の学生が勉強しない原因の一部であることは確かです。
まとめ
いかがだったでしょうか。大学生活の現状をエラそうに書いてみました。
勉強というのは本来自分のためにあるはずですが、日本の大学は、○○大学卒業という学歴を手に入れるために進学する場所になってしまっている気がします。
このような状況を変えるには、学生に勉強しろと言うだけでは不可能で、日本の社会システムを根本的に変えていく必要があるのではないでしょうか。
教授が授業に力を入れることで学生が成長し、その成績を企業が就職活動の中で評価する。このようなシステムができれば、学生は勉強に勤しむようになり、世界をリードする人材を輩出することができるのではないでしょうか。
私は、この日本の大学のゆるい雰囲気に流されて、ダラダラ学生生活を送ることのないように、気を引き締めて日々精進していこうと思います。
読んでいただきありがとうございました!