20年間の哲学

現役の大学生が、人生で役に立つ情報を発信しています。

【夜勤バイトの闇】夜勤バイトに興味がある人必見!○○パン工場でバイトをしたら地獄だった話

○○パン工場で夜勤バイトをしたら地獄だった

 

皆さんは、夜勤バイトをやったことはあるでしょうか。夜勤バイトは、体力的にきつい反面、時給がいいので、体力のある学生などに人気がありますよね。

 

当時、大学に入学したばかりだった私は、夜勤バイトの時給に惹かれて、某パン工場での仕分けのバイトに応募しました。いや、してしまいました。

 

当時の私はバイトの経験もなく、どのバイトがおすすめなのか、楽なのか、などの経験と情報が不足していたので、どのようなことが待ち受けているのか全く知りませんでした。これは後から先輩からきいたのですが、私が応募した○○パンの夜勤バイトは、借金があったり、パチンコで大負けをしたときなどに行く、いわば最終手段のようなものであるらしいです。

 

初バイトの私にとっては、身体的にも精神的にも本当にきついバイトだったので、私と同じような失敗を繰り返す人がこれから出ないように、役立ててもらえれば幸いです。

 

 

午後6時に○○パン工場に集合

      

 

        f:id:peraperax:20200904012037j:plain

 

バイトの募集ページには、午後6時から午前3時の9時(うち休憩1時間)と書いてあったので、5時半には工場に到着できるようにしました。工場は、家から電車で40分くらいのところにありました。工場に近づくにつれて、周りの景色が田舎になっていき、最終的には田んぼだけになったのが印象に残っています。

 

工場に到着すると、パンの甘い匂いが漂ってきます。どうせ誰にでもできる簡単な作業だろ、と余裕の私は、特に緊張することもなく、集合場所へと行きました。周りを見ると、高校生のような若い人から、60歳くらいのおじさんまで様々。少し安心をしたのを覚えています。

 

パンの仕分けを任される

       

 

        f:id:peraperax:20200904013808j:plain

 

 ○○パン工場でバイトをするのが初めてだった私は、簡単な仕分けの作業を任せられました。何回か経験があると、実際にパンを作ったり、焼いたりする作業ができるようになるそうです。

 

作業内容はいたって単純。パンのバーコードを機械で読み取り、表示された個数のとおりに番重と呼ばれる箱に入れていくというものでした。特に難しことはなく、誰にでもできるような仕事です。

 

ここまでだと、全然楽であるように思えます。しかし、このバイトのきついところは、作業内容でないのです。以下、私が経験したことを書き連ねます。

 

作業が遅いバイトに対してとバカ、アホと罵声を浴びせる社員。常にイライラしていて、バイトがミスをすると積み上げられた番重を蹴り上げる社員。同じことを10回くらい説明してくる社員。(社員のことばかりでごめんなさい、、)

 

とにかく社員さんのバイトに対する扱いが悪すぎました。私は周りに比べて怒られることは少なかったですが、50歳くらいのおじさんが20代の社員にずっと怒鳴られているところを見たときには、社会の闇をのぞいた気分でした。まさにカイジの世界。

 

このように罵声が飛び交う環境の中、ひたすら仕分けの作業を行い、ひと通り作業が終了したのは、午前2時頃でした。初バイトでヘトヘトの私は、これで作業は終わりだと思い、達成感に浸っていました。

 

しかし、地獄のような時間はこれで終わりではなかったのでした。

 

午前6時まで積み荷の作業を任される

 

f:id:peraperax:20200904031851j:plain

 

 仕分けが終わったら作業終了だと思っていた私は、絶望のどん底に突き落とされました。まだこの地獄は続くのか。

 

任された仕事は、仕分けされたパンが乗った番重をトラックに積み込むというものでした。このとき、怒鳴り散らすような社員はいませんでしたが、これがひたすらに肉体労働でかなりキツイ。ずっと、いつ終わるのかばかり考えていました。

 

午前3時になっても終わらず、午後4時になっても終わらず。一体いつになったら終わるのか。ひょっとしたら一生ここで働かせられるのか。もう頭がおかしくなっていました。

 

結局すべての作業が終了したのは午前6時。

 

午前6時!? 

 

さすがに残業長すぎではないでしょうか。

 

作業が終了して解放される

     

     

      f:id:peraperax:20200904033429j:plain

 

 午前6時、すべての作業が終了し、やっと地獄のような時間から解放されました。外に出ると、もう日が出ていて、スズメがちゅんちゅん鳴いていました。

 

約12時間の労働を終えた私は、達成感というより安心感。刑務所から何年かの刑期を終えて釈放された気分でした。帰り道にボーっと寄ったセブンイレブンで、から揚げ棒を買って食べたとき、生きている実感がわきました。

 

おわりに

 いかがだったでしょうか。私の初バイトの地獄の経験を書いてみました。私はこのバイトをやってから、一度も夜勤のバイトには応募していません。もうこのような経験はしたくはありませんからね。(笑)

 

ちなみに、後日振り込まれた給料は1万5千円くらいで、結構もらえたなって感じでした。本当にお金に困ったら、また応募しようかな。あはは。

 

読んでいただきありがとうございました!